有名な心理学者がある対談でこんなことを語ってました。
「例えば家族が病気になって、とぼとぼと街を歩いているときに限って、新興宗教団体の人に声をかけられたりする」と。
その人が身にまとっている「負のオーラ」が分かる人には分かるのでしょう。
いっぽう、知り合いのTV タレントさんはこんなことを言ってました。
「芸能人のオーラって、そのほとんどが身につけているものから出ている」と。
たしかに、衣類やカバン、靴など、その人の身につけている所有物は、その人の世界の一部です。
自分が身にまとっているものや、住んでいる部屋をその人自身が「嫌だなあ」と思っていたら、他人だって近づきたくないでしょう。
吉本ばななさんは、作家としてデビューする前に、いろいろなつながりを作るために、それこそいろいろな人と会ったそうですが、その際、苦労して身につけるものにそれなりのお金をかけたそうです。相手が会ってくれるような服装を心がけたと。
「自分の足元を掘れ、そこに泉は湧く」とニーチェは言いました。
たまにはお気に入りの服をクリーニングに出して、部屋の雑巾掛けでもしたほうが良いかもしれません。