以前、「退行催眠で都内に一軒家を建てた」という催眠術師の女性のルームに伺ったことがあります。
1セッション3万5千円。海外からも依頼が来るそうです。
彼女のサイトのキャッチフレーズは「あなたは自分の前世を知っていますか?」
さて、催眠で人は前世を知ることができるのでしょうか?
退行催眠によって「自分の前世はアラブの王様だった」という人がいたとします。この前世が真実であるかどうかは誰も知ることができません。
その意味では、知ることはできるとも言えるし、知ることはできないとも言えます。
ちなみにこの催眠、良いことづくめではありません。
自分自身のいま現在の状況によって見える前世が違うのです。
例えば、自分の子どもを虐待している母親が退行催眠にかかって前世までさかのぼれば、やはり誰かに暴力をふるっている人物(前世の自分)の姿が出てきたりするのです。
ちなみにselfでは、こういった催眠をご希望の方には、前世も来世も限定しない「もう一人の自分に出会う」ための催眠をお勧めしています。