催眠というと、ドラマで主人公が謎の催眠術師に悪いことをするよう暗示を受けるシーンなんかを見かけたことがあるかもしれません。
実際どうかというと、催眠という原理と技術が発見されて百年ほど経ちますが、明確に悪用されたと言えるのは1回しかありません。
それは、ヨーロッパのウィーンで妊婦が夫を毒殺しようとして起訴された事件ですが、この妊婦は昼間に公園で初老の紳士から夫を殺すよう暗示を受けたとされる事件でした。
ちなみに、催眠は本人がかかりたいと思わなければかかりません。
ですので、100パーセント催眠をかけられますという人がいたらインチキだと思ってください。
ところで、催眠より怖い暗示な何でしょう?
親による子どもへのネガティブな暗示(「あなたにはそれ無理よ」)と、占い師による暗示(「あなたには霊がついている」「悪いことが起こる」など)です。