【コラム】苦手なこととの向き合い方

「苦手を克服したい」

誰だってそう思います。

苦手科目があるからあの学校に入れなかった、あの資格に落ちた、などなど。

でも、「あの資格に落ちたから今は経営者」「あの学校に入って上京していたら今の妻には出会えなかった」

などなど、「苦手なことがあるからこそ手に入れられた」ことだってあるはずです。

専門的なことを言えば、「満員電車が苦手」「自宅以外のトイレを使うのが苦手」などの症状は、系統脱感作という行動療法に由来する方法で対処するのですが、「なぜ自分はこれが苦手なんだろう」というルーツを探ることで、その人の豊かな長所に出会えることだってあります。

そうなると「苦手は生きる財産」なのかもしれません。