【コラム】クビになっても落ち込まなくて良い理由

天下を統一した豊臣秀吉は、足軽の頃から優秀すぎて、同じ集団の同僚の足軽達から妬まれていました。

秀吉がいると組織としてまとまらないと感じた当時の秀吉のボスは、秀吉をクビにすることにしました。

秀吉は悲憤しました。

「(命がけでボスのために戦ってたくさん手柄を立てたのに、この仕打ちは何なんだ。俺は使える相手を間違えた・・・)」

秀吉はその組織を出ていくことにしましたが、出ていく時にボスにこう言いました。

「いいですか、私はクビになったんじゃありません。私があなたをクビにしたんです」と。

聖書に「その街で受け入れられなかったら、足の裏についたホコリを払って別の街へ行くが良い」とあります。

経営学の泰斗、ピーター・ドラッカーも「その組織で通用しなかったからといって、別の組織で通用しないわけではない」と述べています。

誰でも、置かれた環境や一緒に働く仲間との関係性、同僚や上司の力量や人間性によって、出せるパフォーマンスは違ってきます。

組織でやっていくのが向いていなければ、自分で自分を雇う個人事業主になれば良いですし、納得が行くまで浮遊すればいいと思います。